My Pharmacy Story

現在のご活躍について

Q.現在はどこで、どのような薬局を経営されていますか?

熊本市西区で「ジロー薬局」という保険薬局を経営しています。患者さんが気軽に立ち寄れて、安心して相談できる、地域に根ざした薬局を目指して運営しています。ドライブスルー対応、LINEでの処方箋受付、キャッシュレス決済にも対応しており、利便性の面でも患者さんに選ばれる薬局を意識しています。

Q.現在の薬局の規模(スタッフ数、処方箋枚数、地域の特徴など)を教えてください。

現在は、私と事務のパート4名の5人で運営しています。処方箋枚数は月に900枚前後です。高齢者の方も多いですが、比較的40〜50代の働く世代の患者さんも多く、活気のある雰囲気です。これは、クリニックの先生やスタッフの方々の努力はもちろん、いちのみや薬局で学んだ集患ノウハウを活かして、地域にしっかり情報を届ける取り組みを継続してきた成果だと思っています。

Q.日々の仕事で特にやりがいを感じる瞬間はどんなときですか?

「ありがとう」「ここがあって助かった」と言われたときが、やっぱり一番嬉しいですね。薬剤師として、人として誰かの役に立てていることにやりがいを強く感じます。仕事できついときは特にそのことを強く感じます。

制度との出会い・きっかけ

Q.独立しようと思ったきっかけは何でしたか?

以前から「自分の理想の薬局を持ちたい」という気持ちは持っていました。勤務薬剤師としての仕事もやりがいはありましたが、「このまま人生を終えて後悔しないか?」という思いが日に日に強くなってきました。私が目指した薬局は、ただ薬を出す場所ではなく、患者さん一人ひとりと向き合える“あたたかい居場所”のような薬局です。その理想を形にして、自分自身の人生もより充実したものにしたい。その思いが決断の原点でした。人生そのものの選択だったと思います。

Q.「発掘昇華プログラムを受けたい」と思った決め手は何でしたか?

私はこのプログラムで独立した“第1号”だったので、不安がなかったと言えば嘘になります。ただ、初めての面談のときに、ここなら本当に自分でも独立できるかもしれない、と心から思えたんです。対応してくださった方々の姿勢、制度の仕組み、そのすべてに誠実さと覚悟を感じました。また、妻の理解と応援も大きな後押しでした。「あなたが本気でやるなら、応援する」と言ってくれたことで、踏み出す勇気を持つことができました。

Q.プログラムに対して不安や迷いはありませんでしたか?

当然ありました。特に経営に関する知識がなかったので、「自分に本当にできるのか」という不安はずっとありました。でも、プログラムの中で「一人ではない」と実感できる環境があったこと、そして必要なタイミングで手を差し伸べてくれる人がいたことで、前に進む決心ができました。

プログラム中のリアル

Q.実際に勤務していた時期に印象的だった学びや経験は?

一番印象に残っているのは、やはり会長の経営塾です。ここでしか受けられない本物の学びがありました。会長の実体験に基づいた話は、単なる経営論を超えて、「どう生きるか」という人生観にもつながるような深い内容でした。現場を知るトップの考えを、直接、深く聞ける機会は他にはありません。

Q.経営に関する知識・スキルはどのように教わりましたか?

経営塾はもちろん、日々、専務や副社長と直接コミュニケーションが取れる環境だったことが何よりの学びでした。わからないことや不安なことも、率直に聞ける関係性がありました。また、いちのみや薬局の過去の開業事例をまとめた「開業ファイル」も見せていただけて、実際の開局準備の流れ、先生との打ち合わせ、資金繰り、広告方法など、実践的な学びが得られました。「成功するための道筋」が明確に見えたことが自信につながりました。

Q.専務・副社長・会長との関わりはどんな影響を与えましたか?

会長は本当に薬局経営のことを真剣に心配してくださっていて、今でも私の薬局のことを気にかけてくださいます。そうした“見守ってもらえている”感覚は、独立後の大きな支えです。経営者は孤独ですが、孤独感を感じる事がありませんでした。副社長は熊本での開業時、何度も熊本まで同行してくださいました。非常にお忙しい中でも、私の挑戦に全力で寄り添ってくださったことに、感謝してもしきれません。専務もまた、日常的な相談にのってくれましたし、銀行との交渉など、実務的な部分でも大きく支えてくれました。頼れる存在がそばにいてくれたからこそ、安心して前に進むことができたと思っています。

Q.成功のために最も役立ったサポートはなんですか?

やはり「いつでも相談できる環境」が一番大きかったです。制度としての仕組みも整っていましたが、それ以上に、支えてくれる“人の存在”が心強かったです。独立には不安がつきものですが、私の場合は「見守ってくれる仲間がいる」という実感が、最後まで心の支えでした。

独立直後のリアルとギャップ

Q.実際に独立してみて、理想とのギャップはありましたか?

ありました。薬局の立ち上げというのは、本当に想像以上にやることが多く、すべて自分の責任で決断していかなければならない。そのプレッシャーは想像以上でした。「薬剤師としての自分」と「経営者としての自分」のギャップを感じた場面も多かったです。ただ、自分で決断して物事を決めていくことは自分には合っていたようで、ストレスはありませんでした。やりたいことをやることは責任も伴いますが、それ以上に楽しさを感じる事ができます。独立して本当に良かったと思っています。

Q.開局に向けて苦労したことはありますか?

開業地を探し、医師に対してプレゼンを行い、選んでいただくことで、ようやくスタートラインに立つことができます。この最も難関なプロセスについては、全面的にサポートをいただいたおかげで、私自身が大きく苦労することはありませんでした。その後は、薬局建築に向けた設計や施工会社の選定、見積もりの取得、銀行との融資交渉、設備の選定、スタッフの採用活動、さらには行政手続きなど、初めて経験する業務ばかりで戸惑うことも多くありました。特に銀行や施工会社とのやり取りは、専務や副社長の手厚いサポートがあったからこそ乗り越えることができました。これらの準備は通常業務と並行して進める必要があったため、非常にタイトなスケジュールでしたが、都度相談しながら、一つひとつ確実に進めていくことができました。この開業までのプロセスは、一人では到底成し遂げることはできなかったと思います。支えてくださった皆さまには、心から感謝しています。

Q.「やってよかった」と感じた瞬間は?

熊本で以前から私のことを慕ってくれていた患者さんが開業後すぐ電話をくださり、わざわざ処方箋を持ってきてくれるようになりました。自分の薬剤師としての考え方や取り組みに自信がもて、これまで頑張ってきてよかったと思えました。そして日ごろから患者様から「ありがとう」と言ってもらえることに自分自身のささえになり、とても感謝しています。

未来への展望&読者へのメッセージ

Q.今後、薬局経営者としてどんな未来を描いていますか?

今後は、薬局を通じて地域の健康づくりに、これまで以上に貢献していきたいと考えています。在宅医療や地域の医療機関との連携にも力を注ぎ、より多くの方々にとって“信頼できる、身近な薬局”であり続けたいと思っています。また、私と同じように独立を目指す薬剤師の方々にとって、背中を押せる存在になれたら嬉しいです。そのためにも、常に挑戦を続け、自らが“目標となる存在”でありたいと強く思っています。現在の薬局はおかげさまで順調に運営できていますが、現状に満足することなく、次の展開を見据えて積極的に行動していきたいと考えています。

Q.「独立してみたい」「でも迷っている」という薬剤師にひとことメッセージをお願いします。

迷っているのは、本気で考えている証拠です。そして、それはとても自然なことだと思います。私も同じように迷いました。でも一歩踏み出して、今こうして薬局経営ができているのは、この制度と、支えてくれた人たちのおかげです。あなたにも、必ずできると思います。一人で悩まず、ぜひこの制度を活用して、自分らしい薬局を現実に形にしてほしいです。挑戦した先にしか見えない景色があります。心から、応援しています。

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